最大化と最小化への思索
公開日:
:
最終更新日:2020/09/22
紹介
最近、宇宙の話題が増えています。ゾゾタウンを運営するスタートトゥデイ前澤社長が、スペースX社のロケットで7・8人のアーティストと一緒に月へ旅行にいくというニュースが発表されました。
昨年の12月には、NASAが緊急会見を開き、地球と似た環境の7つの惑星を発見したと発表しました。また、NASAの太陽探査機は、2024年には太陽表面から約600キロの地点にまで最接近する予定とのことです。東京と大阪の間が約500キロぐらいですので、相当な近さです。太陽の表面は6000度と言われていますが、探査機は燃え尽きてしまわないのでしょうか?日本では小惑星探査機、はやぶさも前回の成功に続き2号機が打ち上げられ、今年6月に小惑星リュウグウに到着したという情報を届けてくれました。
人類の宇宙への夢が少しづつ形になってきています。
そんな宇宙のニュースの記事を読みながら、色々と考え込んでしまいました。以前から可能性として思ってはいたことですが、今回はより真剣に1つのある突飛な考えを再考していました。
身近な私達の地域から、日本という国、さらには世界という地球。さらに地球からどんどん、その外の宇宙へと広がっていく人類の好奇心。さらにその外に広がる太陽系以外の銀河系やブラックホールなどとの関係はどうなっているか?どんどん広がる宇宙の拡大(最大化)していく先には、いったい何があるのでしょう?
今度は視線を拡大化の逆方向へ目を向けると・・・。宇宙への探査などに使われるロケットや各種機器には日本の中小企業の精密な部品やパーツが活躍しています。より精度の高い緻密さが求められますが、その細かな違いは肉眼ではまず確認できません。また、医療の分野でも内視鏡手術など、より細かく作業のできる医療器具で、身体への負担が少なく、悪い部分のみへの手術ができるようになってきました。カテーテルなどの手術器具は血管などの中を通す為、そのサイズはどんどん小さく精巧なものができてくることでしょう。
より縮小(最小化)してミリからミクロンの世界へ。さらにその先には、分子、原子、素粒子の世界が発見されています。
しかし、科学の進歩により、その更に最小化されたものが発見されるときがくるのではと思われます。
最大化と同じように、より縮小(最小化)された先には何があるのでしょう?
全く逆方向に向かったそれぞれの行き着く先はどうなっているのか?
はたして存在するのか?
その昔ヨーロッパの中世の時代、海の水平線の先は海が滝のように奈落の底へ落ちていっていると思われていました。しかし、マゼラン隊が海のはてを西へ西へと向かって航海をして、長い年月をかけて行き着いた先は、結局、地球を一周して同じところに戻ってきました。地球が丸いことを、現実的なかたちで証明しました。
「メビウスの帯」というのがあります。
帯の表の1点から出発して右に向かう。ずっと向かっていくと、丁度、出発した位置の裏側に着き、それをそのまま進んでいくと結局は同じ位置に戻ってくる。
最大化と最小化は全く逆の方向として私たちは知っています。しかし、その逆方向の行きつく先は、最終的には同じ位置、つまり最初の出発点に戻ってくるのではないのか?
メビウスの帯は、無限∞とも輪廻とも表現されますが、案外、最大化と最小化も同じことなのかもしれないという大それた空想をしていたある日の私でした。
皆さんはどう思われますか?
関連記事
-
ガーデン家具の注意点
暑いですね。 台風が去って、一気に夏に突入という感じです。 このシーズンはアウトドアが