「さくら」に思う
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最終更新日:2018/09/07
紹介
家具に使われる木材は、木質が堅木のものが使われます。柔かすぎるものは、折れ易かったりキズが付き易くあまり使いません。松系のもの(パイン材・米松など)も加工性が良いので使われますが、多少樹種が柔かくキズが付きやすい傾向です。家具材として多く使用されるのは、ナラ・ブナ・タモ・サクラ・メープル・ウォールナットなどです。ウォールナットは、深い味わいのある木目と色合いが人気ですが、価格が高めです。サクラは、木目の色あいの濃淡は大きいのですが、とても綺麗な地肌で家具材として使われる樹種です。
自然の木は、寒い年・暖かい年・雨の多い年・雨の少ない年また、その木自身が育っている回りの環境(日当り、土質や他の樹種とのバランス等々)によって育つ早やさが違い、それがそれぞれの木の年輪となって、同じ樹種でさえもそれぞれ異なる木目に育っていきます。人間でいう個性というものでしょうか。ですから、それが家具となったとき表面の色合いや木目などが均一でないのは当然のことで、逆にそれが人工的に作れない天然物の味わいと言えるでしょう。
さて、家具材としても優れたサクラ材ですが、ちまたでは、この時期しか味わえない「さくらのシーズン」が到来しています。さくらは私の好きな花の一つでもあります。寒い冬を越して、ちょっと暖かくなりだした1年のこの時期だけに、ほんの10日間ほどの間だけ一斉にピンクの花を咲かせます。その淡いピンクの花が満開に咲き誇るのを見ると、なぜか胸がいっぱいになり感動で感謝の思いすら感じるのは私だけでしょうか?また、その散る姿や風に舞う姿も、なんとも絵になる花だと思います。さくらの木の根は横に張りやすい為、地面が盛り上がり邪魔になったりします。でもこの時期の感動の10日間を思えば我慢してくださいという気持ちになるのは、迷惑を受けている人にとって自分勝手な言いぐさかもしれませんけど・・・。
私達が食べるごはんやお肉について、命をいただくとよく言いますが、私達が使う家具も同じことが言えます。何十年もかけて大きく育った木の命を戴いて、私達の生活の為に家具になってくれたのですから感謝の心で大事に使ってあげたいですね。さくらをめで、散る花びらを受けとめ、ごつごつとしたさくらの老木に触れて、あらためて命の尊さとすばらしさに思いをいたしました。
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