*

顧客満足度

公開日: : 最終更新日:2017/10/20 紹介


  次の打合せまで時間が空いたので、カフェに入りました。
あまり見かけたことがないお店のようですが、外から見た感じが最近出来たようなイメージのお店でしたので興味がわきました。
 中に入って、小イスに座ってお薦めのコーヒーをオーダーしました。オーダーを取りに来たお店の方に尋ねると、この店は他の場所にも3店舗ほど出店してるようです。
 店内を見回して、う~ん・・・。
確かに、オープンして半年ぐらいな感じがします。内装は今風のデザインですが、床から約1mぐらいまでの腰壁があちこちもう傷だらけです。壁は濃い茶の木目のシート貼りです。 あ~、このシートは見た目はいいけど傷が目立ちやすいヤツです。この高さは、お客様の動作を考えるとイスの出し入れや手荷物の角などでキズが入りやすい位置です。お店の小イスも硬いクッション。ベンチソファも含め全体的に席数を詰めた感じで窮屈そうだな。 コーヒーの味は、オリジナル仕様のようで、そこそこ美味しい。でも、一杯が¥600か~。 Wi-Fiはフリーがあるけどそれにしてもお店のグレードにしては高めだな~。
 私も時間に余裕があったせいか、他も無言でキョロキョロとお店をチェック。 や~。 こんな客は嫌がられるかな、と思いながらも商売柄の悲しい習性はほとんど無意識に近いものがあります。
まあ、でも立地条件も店舗には非常に重要なファクターです。確かにこの店の立地は、人通りが多く、近くにオフィスビルもあって利用しやすい環境です。
ただ、近くに他の店やカフェチェーン店が出店したら売り上げ下がるだろうなと感じました。

 2017年度の顧客満足度指数(JCSI)が発表されていますが、カフェ業界の順位では①ドトールコーヒー②ミスタードーナツ③コメダ珈琲店だそうです。ドトールは、3年連続1位のようで、3位のコメダも関東へ出店してきてファンを獲得してきているようですね。
レストランでは、①サイゼリア②木曽路③びっくりドンキーの順です。サイゼは昨年は5位でしたので、ビックリです。
 個別の原因や各社の具体的な戦略はともかく、顧客満足度が高いお店は当然お客様のご利用も多くなり売り上げもUPしてきます。ですから、この指数には各社一喜一憂しますし、悪かったところは次は少しでも改善しようと、マイナス点の原因究明と対応改善策を急ぎます。
ただ実際には、何が根本の原因か、なにをどうすれば良くなるのかなどの具体的な改善策は、なかなか判明しずらいものです。
「基本」と「現場」、に立ち返ることは、そのキーワードになりそうな気がします。

関連記事

くっつける

 今年は記録的な暑さの夏でした。日本全国でのこれまでの記録を次々に更新する異例の暑さでした

記事を読む

森林資源と花粉

 憂鬱な花粉のシーズンがやってきました。 今年のスギ・ヒノキの花粉の量は、東北・北陸方面を除い

記事を読む

視界不良

 車で出かけようと駐車場へ行ってビックリしました。車体が黄色く粉がふいています。あ~あ!前

記事を読む

100円ショップの進化

 都内のインテリア商社で打合せを済ませ、エレベーターで通りに出たときでした。 私のスマホのコー

記事を読む

交差点の木陰

 異常な暑さもここにきて、やっと涼しくなってきました。逆に、朝晩は寒い時もあります。着る服

記事を読む

駅にて

 今回は、店舗のイスやテーブルとは関係ない、ある日の駅での話です。  先日、とある駅

記事を読む

間に合わない?!

 最近は、納期がご希望に間に合わないケースが増えています。 わざわざお問合せいただ

記事を読む

テーブルとイスのバランス2:標準的考え方

 テーブルとイスを配置する場合、その高さや長さ、奥行などの寸法は後々の使い勝手の悪さなどが気

記事を読む

職人さんの苦労

5月だというのに、北海道の佐呂間町では39.5度という全国でも史上最高の気温を記録したそうです。

記事を読む

消化不良

 イスやテーブルをチョイスするときのことですが、各メーカーのカタログ写真では、イメージや寸法バ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

お気の毒?

 今回は、店舗のイスやテーブルに関係ない、ある日のお気の毒な

現場はワンチーム

 イスやテーブルなど店舗の家具は、通常、現場の施工が終了間近

ベンチシートの寸法決め

 今回は店舗のイスのなかで、ベンチシートの寸法決めについての

ここ掘れ巳年

 最近は、犬や猫ちゃんなどのペットの動画や番組が目立っていま

前の騒音、後の騒音

 最近は、外国人の方の不動産の購入が増えた気がします。特に、

→もっと見る

    PAGE TOP ↑