くっつける
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紹介
今年は記録的な暑さの夏でした。
日本全国でのこれまでの記録を次々に更新する異例の暑さでした。
九州の大宰府では、これまでの猛暑日(1日の気温が35度以上)の全国での記録45日を、17日も更新して話題になりました。
私のところでは、デスクの前は大きな窓があり明るくていいのですが、こんな夏はちょっと困ったものです。室内のエアコンは効いて、ブラインドは降ろすのですが、窓のガラスに近くなるとグッと温度が暑くなります。その為、毎年、外にエアコンの室外機も同時にカバーできるようなUVカットのシェードを、6月頃から置いています。
先日、やっとそのシェードを取り外しました。去年は、9月半ばには取り外しましたので、今年は半月ほど長くなりました。
来年はどうなることやら心配な限りです。
今回は、意外と店舗のイスでも活躍する、大事な役目の接着の話です。
最近の接着剤は多種多様なものがあります。
家具になじみの深いのは、木同士の接着に最適な白い粘液の木工ボンドですね。粘液状のときは白いのですが、乾くと透明になり目立たなくなるのがいいですね。
現場でよく使われるのは業者間でよく言われる「ソッカン」と言われる黄色がっかた接着剤が多用されます。
スチールと木、プラスチックとゴム材やコンクリートなど色々な素材とも相性がいい接着剤もあります。施工性によっては直ぐに乾いて接着する瞬間性のものや、やり直しがし易い少し時間をかけて固まるものもあります。
また、しっかり接着するのではなく、掲示などで、掲示板を傷めず貼ったり剥がしたり貼り直しをしたいというニーズもあり、それに対応する接着剤もあります。
多種多用途なものが販売されていて便利な傾向です。ネットで購入するよりホームセンターなどで店員の方に聞いて購入する方が安心な状況かもしれませんね。
また、くっつけるという意味では、店舗のイス業界や洋服など多用途で多く使われているマジックテープ(ベルクロ)は用途が多彩です。先ほど貼ったり剥がしたりできる接着剤の話をしましたが、接着剤のようなベタ付きもなく衣類の場合には洗濯も可能です。
店舗のベンチシートの背・座に付けても簡単には取れない強さを持ったマジックテープもあります。張替えなどのメンテナンス時にはとても便利です。
床の素材などにもよりますが、ソファやベンチシートの単体を並べて中央のスペースにレイアウトすると、座った時に並んだソファ同士が離れて隙間が空くケースがあったりします。当然ですが隙間が空くといやなものです。離れないようにくっつける為にソファの下の見えない底位置に取付ける連結用パーツもあります。
金物の平プレートやLアングルなどを使ってビスで取付け連結すると、レイアウト変更や掃除などの時、取り外しが大変ですが、この連結パーツは、片方のソファ自体を持上げると簡単に取り外しができるような構造になっています。
「くっつける」という機能は、家具の意匠や製造、取付けなどの施工方法に大きな影響を与えます。その機能があるからこそ成り立つデザインや便利さは貴重です。
毎日の、この暑さ!電車に乗り込んでこられた方が、ハンカチで額の汗を拭いています。その暑さが伝わって少しだけ離れてしまう自分がいます。
接着剤の中には、高温になると溶けだしたり、低温でもろくなり接着機能が落ちて離れる(剥がれる)ものがあったりします。今年の夏のように、温暖化する現在の気象環境は、「くっつける」にとって配慮する必要がありますし、人にとっても差し迫った問題になってきていますね。
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