傾きの調整
公開日:
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最終更新日:2022/12/23
紹介
コロナ禍になって運動不足や気分転換にと、ウォーキングされる方も増えたようです。
私も御多分に洩れず、ウォーキングとランニングで近くの公園や河川敷の遊歩道に行く機会が増えました。
ウォーキングに限らず歩く時間が増えると、街なかの道を歩いていて、気になることがあります。
近年は急な短時間の雨で、道路の水没や浸水被害が日本各地で発生しているニュースをよく見ます。
最近の道路は、集中豪雨などの影響も考慮してか、路面の端のほうは雨水が流れやすいように傾斜がかかっています。
水はけの為の対策としては当然なのでしょうが、道路幅の狭い路面の場合、歩行者にとっては、とても歩きにくくなっています。道路の片側や両側にしっかりとフラットな歩道がある場合は問題ありません。しかし、一部の道幅が狭く、とくに端にコンクリートの固定?蓋がある路面に多いのですが、途中の部分開口から下の側溝へ雨水が流れていく仕様の道路の場合は問題があるときがあります。
問題は傾斜角度が大きく左右の落差がきつい路面になっていて、歩行者はそこを歩くしかないケースです。端側は、他の位置より結構な角度で下がっていて、右側を歩く歩行者は右足が低く、左足が高くなって歩く為、とても歩きづらくなります。またその蓋も急な傾斜で斜めになっていて、短い距離を歩くのなら何とか我慢できますが、10分近くも歩いていると苦痛です。そのため、多くの歩行者は、車が来たときや、対向の歩行者がきたとき以外は、道路の少しフラットな中央部分に寄って歩いている人が多く見受けられます。通行の車の離合とタイミングが合わず、逆に危険な状況もあります。雨の降る日は、なおさら気を付けて歩かなければいけません。
ウォーキングで通り道の場合、長い距離を水平でない道を体で調整しながら歩くのは、不快で変な感覚です。ウォーキングをする方の中には、行きに右側を歩いてきたときは、帰りには左側(進行方向:結局同じ側)を歩いて戻ったりして、嫌な体のバランス感覚を調整しているようです。
勿論、急な傾斜ばかりでなく、なだらかな傾斜の路肩もあります。やはりフラットな歩道を設置するのが最良なのですが、なんとも日本の道路事情ではそう簡単にはいきそうもありませんね。
さて、長らく苦しめていたコロナ禍も徐々にですが、10月には新規感染者数も減って、制限が解除されGoToトラベルも再開されました。
日本経済の為にと、半ば言い訳をしながら、とある高級リゾートチェーンホテルに宿泊し4人で朝食をとる機会がありました。食事はビュッフェスタイルでした。ウエイターが席に案内してくれ、2人用のテーブルを1台隣から移動して4人用に並べてくれました。
ウエイターが戻っていくと、さて料理を取りに行こうと席を立つためにテーブルに手をつくとテーブルがガタガタします。このままだと、飲み物がこぼれやすく、また食事するときにテーブルに触れるとガタついて気になってしまいます。
席へバッグを置いたメンバーの為にも私が1人留守番で残って、ガタつきを調整することにしました。
本来であれば、テーブルを寄せたときにホテル側の係の方がガタつきの確認をして、調整して戻るのが当然です。この日、お客様が多く気が付かなかったのかもしれませんが、私が重いテーブルを傾けて、硬くてネジの回りの悪いアジャスター調節に手こずってるのにも目が届いていないようです。ビュッフェではありますが、このランクのホテルなのに、ちょっと残念な気がしました。何かテーブルの下に落として、拾っているぐらいにしか見えなかったのかもしれません。
でもまあ、調整できるアジャスター付きの業務用のテーブルは、調整できない歩きにくい道路よりは、まだいいですよね。
テーブルの調整は、うまくいきました。窓から見える景色も雰囲気が良く、さすがに料理はおいしかった。
久しぶりの短い旅は、「ブラボー!」な非日常を満喫でき、少しはストレスの調整もできたようです。
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