革張りのメンテナンス
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最終更新日:2018/09/07
紹介
今年の梅雨は長いですね。もうすぐ8月になろうとしていますが、今日もまだ気温も26度ぐらいで小雨が降っています。気温はいいですが湿度は高いですね。洗濯物もなかなか乾きにくく、空気もジトッとしています。
先週、打合せで外出していましたが急なゲリラ豪雨(意外と長かった)につかまってしまい大変な思いをしました。
時間に余裕を持って移動していたのが、約束の時間には幸いしましたが、それでも、雨宿りで時間を浪費しました。時間が迫ってきたので、傘をさしての移動の10分ほどは避けられず、ずぶ濡れになってしまいました。腰から下は、靴・ズボン、またカバンの中のカタログまで染み込んでやられてしまいました。革靴の中は水が溜まり、歩くたびに中から水があふれて出てくる始末でした。
出かけるときに雨が降るかもとのことでしたので、撥水機能の革靴にしたのですが、ここまでになると何の役にも立ちませんね。
本革は、靴やバッグ・財布など多くのものに使われますが、ソファや小イスなどの高額な家具でも一般住宅に限らず、ホテル・店舗・各種施設ではよく使用されています。
ビニールレザーではそれほど問題になりませんが、やはり革には「水」は厳禁です。飲み物や汁物をこぼしたままだったり、また汗をかいた素肌のままで使用していると、匂いはもちろんですが、乾いたあとのひび割れやシミの原因になりやすいものです。特にこの時期はカビに要注意です。
もし革を濡らしてしまった場合は、すぐに乾いたタオルなどでふき取りましょう。あまりこすらず、うえからトントンと軽く叩いて水分を取って、陰干ししておくと良いでしょう。ドライヤーで温風を当てて乾かしたり、直射日光に当てて乾かしたりしないでください。革は高温には弱く、水分が乾いて油分が抜け、ひび割れの原因になります。革専用のクリームを塗っておくとベストです。ただ、革製品の仕上げによっては革クリームを塗ると色落ちやシミになったりするものもあります。目立たない箇所で試してからが行ってください。塗った後は余分な油分が残ると、白く濁ってしまいますので、乾いたやわらかい布で丁寧にふき取って完了です。
アンティーク品やビンテージ品など、新品でない物の価値も十分に理解されていますが、革製品はメンテナンスを定期的に上手にすると、かなり長持ちしますし小さいキズさえも愛着がわき何とも言えない風合いが出てきて、お金では買えない存在感を醸し出してくれます。特に店舗や住宅では、革張りソファやアンティークチェアはそのスペースの雰囲気を決める最重要なアイテムとなっています。
ついつい忘れてしまいがちですが、命をいただいた革製品、こまめなケアーで大事に仲良く付き合っていきたいですね。
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