納期とオーダー製作
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最終更新日:2018/09/07
紹介
旅行の好きな方はたくさんいらっしゃるでしょう。
特に、海外旅行は非日常の世界を味わえることができてリフレッシュできますね。
最近は、円安の影響もあり訪日外国人の数が年々増えています。中国人観光客の爆買いも話題になっていますが、お店や電車中、路上などで外国人の方に乗り継ぎ駅や道を尋ねられる機会が最近とても増えその多さを実感する日々です。
しかし、日本の訪日外国人数は世界ランキングではまだ22位(2014年度、1341万人)ですし、先進7か国中でもまだまだ最下位です。1位のフランスの1/6以下ですし、7か国に入っていない中国よりも1/4以下です。
何となくイメージとしては、私達日本人は頭の中は国際化していても実際の行動としては、異なる価値観に柔軟対応するという国際感覚がまだまだ成熟してないのかもしれません。海外に出かける人は多いけれど、来ていただいた外国人の方とのコミュニケーションや対応は苦手な人が多いですね。日本の真の意味での国際化は、実際にはこれから本番なのかもしれません。
最近は、旅館やホテル、観光地の近くの飲食店などからの家具の問合せも以前より増えてきたように感じます。旅行客の増加にともなって、受入れ先のホテルや旅館も忙しいようです。中々、予約も取りづらい状況で、宿泊料金もだいぶ上がってきています。もうすぐ忘年会シーズンになりますが、今年は大変そうですね。
キコリの家具のほうもお陰様で昨年より増えています。工場やメーカーも製作が間に合わず納期がかかっているのが問題です。せっかくお問合せを頂いても間に合わずお断りしなければならない事態は、何とかして避けたいと思っていますが限界もあります。
先日もメーカーのベンチシートとテーブルを依頼されたのですが、工場の製作がいっぱいで間に合わないという状況でした。お店のオープンが決まっていて何とかならないかと頼みこまれましたが、どうにも納期が1日ぐらいしか短縮できませんでした。そこで、オーダー製作と他メーカーのパーツなどを組み合わせて間に合うご提案をさせていただきました。(キコリではよくご提案しています。)
先日もそんな案件がありました。その商品がお客様に届き、当初望んでいたものより良く(オーダー製作の為、寸法や仕上をより現場の状況に合わせることができた)、価格も予算内に収まったと大変喜んでいただき、お礼の電話を頂戴しました。
東京オリンピックが2020年に行われますが、建築業界は忙しい状況が予想されます。それに伴って業務用家具業界も混雑が続く可能性が十分にあります。もしかすると今回のような家具の納期問題は常態化するかもしれません。規格の商品はどうしてもロット生産になりがちで、数の多い注文があった場合、次のロット上がるまで時間がかかるものです。また、ときにメーカーも集中して注文が入るとフレーム在庫があっても、残りの簡単な作業にも通常の数倍の納期がかかったりします。そんな納期トラブルのときは、そのメーカー品以外でのオーダー製作やパーツ組合せはとても有効な手段でしょう。ぜひ、当ショップなどオーダー製作も可能なところで、ご希望品の再検討をされたらいかがかと思います。
もちろん、十分な納期で早め早めの連絡、問合せや見積依頼を進められるに越したことはありません。
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