先を読む
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最終更新日:2021/03/04
紹介
ワクチン接種が始まりました。
待ちに待ったニュースですが、薬剤の量も少なく一般の人への接種は6~7月からと、まだだいぶ先になるようです。 しかし、一歩前進した感があり、2/15には株式市場も先取りして3万円大台を30年ぶりに更新しました。上がり過ぎた株価も、調整局面はあるようですが、大きな流れは変わらないようです。 あれだけアベノミクスで経済対策や日銀が金融政策を打ったのに、2万3~4千円以上は株価は上がらないと思われていた先詰まり感が、コロナという負の現象で、見る間に値上がりし3万円越えとは、何という皮肉なことでしょう。 コロナ後を見越した「買い」の現象が発生しているようです。株価は市場の先を読んで反応すると言われます。経済評論家のコメントする理屈は分かるんですが、私のような凡人には、気持ちとして心理的には違和感を覚えます。
飲食・ホテル業界はコロナの影響で大打撃を受けているのは、皆さんご承知の通りです。売り上げが上がらない状況に、逆に家賃・人件費などがかかって、経営を続ける事ができなくなり廃業を余儀なくされた方がなんと多いことか。大手のチェーン店も売上の見込みが少ない店舗から閉めて店舗数を減らしています。
当然、ビルからの退店が多いので、ビルオーナーも大変です。需要が減るのですから、赤字になるよりはと家賃を検討せざるを得ません。そのため首都圏の一等地でも割安な家賃と好条件で借りれる物件が増えています。
ピンチはチャンス!物事は多方向から見る事が大事だと言われます。片側から見るとピンチでも、違う方向から見ると違った景色が見えてきます。
そこで、これを好機ととらえる方もいらっしゃいます。
先日ご注文を頂いた飲食店のお客様の納品現場に、イスとテーブル、ベンチシートを納入しました。場所は、誰もが知る有名な繁華街の一等地です。無事な納品完了に感謝の言葉を頂いた流れで、このコロナ禍時期での出店の事情を聞く機会がありました。「実は、知り合いの大家さんにかなり家賃などの条件を優遇してもらえたので、思い切ってここに出店することに決めましたよ。いずれコロナも収束するからこの機会を逃すと、この立地にこんな破格の条件で店なんか出せないよ。私は今が、逆にチャンスととらえていますよ。」とのこと。 2年ほど前まで近くで他のパートナーと同じ商売をされていたそうで、マスク越しにお話になるオーナーの目は真っ直ぐなやる気が満ちていました。
別の、とあるチェーン店のお客様からは、ベンチやイスの修理や張替えなどの依頼が多くなっています。緊急事態宣言の中、感染症対策は勿論だけど忙しい日々で疎かになっていたメンテナンスを、この機会にしっかりとやっておきたいとの事です。また、遅れていた業務効率やIT化の対策をこの時期だからこそやれると、積極的に進めているそうです。
まだ時間がかかるとは言え、ワクチン接種での「コロナ後」が見え始めた今、次のステップが始まったのかもしれません。先述の株式市場では、2/26は1200円の暴落で3万円を割ってしまいました。早くもアメリカの今後の金利上昇を先読みした動きとの予想です。一時的な揺り戻しとの見立てが多いですが、株式市場も次に進み始めた事だけは言える気がします。
先の見えにくい今だからこそ、歴史に学び先を読む事は、重要なことと言えるのかもしれませんね。
私も先読み予想してみましょう。 自粛生活とリモートワークが増え、多くの皆さんに、自身の体重対策が緊急課題になる未来が予感されます。・・・いや、失礼、これはどうも自分の現在の事のようです。
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