飲食業界のワールドワイド化
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最終更新日:2018/09/07
紹介
カフェ業界では今や国内外のカフェチェーンが入り乱れて、一大カフェ戦争になってきています。
既存のカフェチェーンのスターバックス、ドトールなどに加えコメダ珈琲も店舗展開を早め、各地にも個別のカフェがどんどん出現しています。
おまけに、セブンイレブンなどのコンビニでもマシンドリップのコーヒーを手頃な価格で提供、さらにトヨタなどのカフェと全く関係のない別業種もイメージUP戦略でカフェコーナーを店舗に併設する店が出てきています。
この国内組に加え海外のカフェチェーンも今年に入ってドッと、こぞって進出してきています。進出予定も含め、ブルーボトル、フォーバレル、NYゴリラやスィーツ・ベーカリーカフェでもパイフェイス、パステレリア、ドミニクアンセル・・・・もう切りがないくらいの日本初出店が目白押しです。
今年、清澄白河に日本初出店した話題のブルーボトルコーヒーに行ってきました。回りには近代的なビル群もない閑静な住宅地で、最寄りの清澄白河駅から歩いて10分程度のところです。店舗の奥を豆の保管や作業場として利用していて、グレーと白地を基調に透明ガラス、一見、工場や倉庫の外観ですが、白地に青いボトルの塗りつぶしがセンスを感じさせます。スチールの脚にTOP大理石のビッグハイテーブル、背無しの木製ハイチェア、入口にはフリーの箱状ビッグスツールというレイアウトです。
コーヒー通の私でなくても判る、嫌みのない適度な酸味と独特の、いっぱいに広がるコーヒーの香りはとてもおいしく感じました。
ゆっくりくつろいでコーヒーを飲みながら会話を楽しむというカフェではなく、気軽に立ち寄って、一つ上のこだわりのコーヒーを生活の一部として飲んでもらいたいというコンセプトに感じられました。清澄白河という立地からなのか判りませんが、青山の2号店にも近々寄ってみたいと思いました。
コーヒーの業界はサードウェーブの時代に入ったと言われていますが、これがどのように進化していくのか楽しみです。
先日のニュースで、トリドール(丸亀製麺)がアフリカのケニヤに20飲食店舗を出店するとのことでした。トリドールは国内以外にも既に海外各国に100店舗以上を展開していて人気です。他の飲食チェーンも既に出店しているところも多数あります。
「和食」の世界遺産獲得もそうですが、日本食は健康にいいし、何よりもおいしいというのは世界的にも認められつつあります。
ITや自動車だけでなく、飲食店もワールドワイドな時代になりつつあり、守りだけでは縮小してゆくしかありません。日本の飲食店もこれをチャンスと頑張って頂きたいですね。
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