新しきもの
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最終更新日:2022/11/04
紹介
インドアの無人のシュミレーションゴルフ練習場が話題のようです。商業施設やゲームセンターの一画や屋上などで、シュミレーションゴルフ練習場を見かけることはありましたが、単独で無人対応でビルの一室で運営できるのが特徴のビジネスモデルです。
webで会員になり、予約もwebで行います。ビルの中の個室に設置し、キーの番号も予約後にメールがきて、自分でキーを開けて入店し24時間、自分が予約した好きな時間に練習をすることができるシステムです。人に接することなく、真夜中だろうと早朝だろうと、時間に縛られず思いっきりゴルフの練習ができるようです。
自然の中で楽しむゴルフは、特にコロナ禍の今だからこそ、感染対策としては比較的安全に運動不足解消ができるスポーツとういことで若い方にも増えています。そのプレイの上達のためにと、シュミレーションゴルフ練習場の会員も増えているのでしょう。
店舗の家具ではないのですが、そんな無人シュミレーションゴルフのショット練習場案件で、壁面の布団張り工事を2店舗連続して、仕事させていただきました。
部屋の正面はゴルフ場のティーグラウンドの場面映像で、視覚的に邪魔になりにくいネットを張っています。その左右の壁面と天井に布団張りパネルを取付けます。パネルを壁面にマジックテープで止めるのですが、ゴルフボールが壁や天井に飛んで当たっても、クッションで勢いを弱め音も吸収して、安心してクラブを振れるわけです。もしパネルにキズや穴が空いたら、その悪いパネルだけを取り換えたり張り替えればいいのでメンテ費用が少なく済みます。今後、3件目も予定されていますし、同業の知り合いも同じタイプの別件を進めていると聞きました。
これから、このビジネスがどの程度増え、変わってていくのか興味がわくところです。
コロナ禍の影響もあってか、最近はこのような新しいタイプの「非接触」関連のIT化が、色々な場面でみられるようになってきました。
飲食店では、店置きのタブレットでの注文は少し前から見られていたのですが、お客様自身のスマホでお店のQRコードを読み込み、お店のメニューを見て、その画面から好きな料理をオーダーするシステムのお店も出てきました。ホテル・旅館などの宿泊関係など、やはりコロナ禍で苦労している業界でも、宿泊客への告知やお知らせはweb上で確認をするシステムのところも多くなってきています。
否応なくこの流れは進みそうです。私たちも好き嫌いに関係なく変わっていかざるを得ないようです。アナログに慣れ変化を嫌がるよりも、前向きに変化を楽しむ「新しもの好き」姿勢を心がけるほうが精神的にはよさそうです。
2021年9月、日本もデジタル庁が発足し、他国に比較して遅れているIT化を促進しようとしています。マイナ保険証(マイナンバーとマイナ保険証は同じではない)が、2023年には義務化されるとの発表もありましたし、マイナンバーカードの登録者も50%を超えたようです。
日本でも新しいアプリを開発してビジネスを展開するスタートアップの会社などが着実に増えてきているようです。常に個人情報の流失やセキュリティ上の問題が付きまといますが、この産業革命とも言われるIT化の流れは、その程度では留まることはないと思われます。
願わくば、多くの人が使う検索ソフトやSNS・表計算ソフトなどは、日本独自のアプリが開発され育つといいなと感じています。
人は、一般的には新しいものが好きな傾向でよね。
先日、近所の方に「〇〇の近くに、今日、新しくオープンしたスイーツ屋さんがとってもいいよ!」と教えていただきました。早速、新しい情報にじっとしていられず、その日のうちに寄ってそこの店内の素敵な飲食スペースで食べてみました。う~ん、確かにうまいし雰囲気のいいお店です。でも、その新しい空間に配置された古いアンティークのイスとテーブル・キャビネットが殊更に引き立っています。・・・う~ん。
確かに長きに渡って引き継がれるような古き良きものもありますよね~。つまりは、いいものは古くなっても逆にその存在価値が上がり、そうでもないものは淘汰され新しいものに取って代わられていくということでしょうか。
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