店先の飲食
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紹介
新しい年が始まりました。
初詣や帰省の交通機関も、今年はとても混雑していました。
最近は、飲食店やカフェのお店の前の屋外に、暖房器具を置いてイス・テーブルを設置しているところが増えました。春や秋ならわかりますが、この寒い冬の時期ににもかかわらず、そんな外部の席で飲食しているお客さんの姿もよく見かけます。人通りでの飲食物へのホコリやゴミを気にする方もいらっしゃいますが、やはり、コロナ禍での感染防止の思いが後押ししている感もあります。
新年早々から、仕事始め予定日の前にもかかわらず打合せがありました。
その帰りの19時頃、通りがかった、とあるビルの1階の居酒屋でそんな光景をみかけました。サラリーマン風の3人グループが、そんな店先の屋外の歩道へ出た簡易的なひさしの横で、レイアウトされたイスとテーブルで飲んで盛り上がっています。それ程寒くもない天気で、開放感が心地よさそうです。
こんなところで仲間と飲むのは、楽しいだろうなと気を取られながら通り過ぎると、少しふらついた、恐らくどこかで飲んできた感じの男性と行き違いました。振り返ると、先ほどの居酒屋の屋外席のほうへ歩いて行っています。どうも気になって目で追っていると、その席の横を彼が通り過ぎようとしたとき、足元がふら付きました。ちょうどその時、後ろ向きの位置で座っていたお客さんが、トイレに行こうとしたのか立ち上がりかけたタイミングで、ぶつかってしまいました。
ヤバッ!と感じ、倒れはしなかったのですが、揉めなきゃいいがと思いました。すると、ぶつかった2人、「あっ、すみません!」もう一人も「あ~っ、ごめんなさい!」と声を上げていました。そして、立った2人とも酔ってはいましたが、二人同時に「スミマ・・・」ともう一度、頭を下げた時、お互いの頭がゴツン!あの音は、結構痛かったはずです。でも酔っていることもあってか、二人は周りのお客さんたちも一緒に大笑いです。
良い人同士でよかった! そのあと、「一緒にどうですか?」と、どうも勢いでお互い意気投合していると思いながら、用事のあった私は、少し暖かいい気持ちになりながら、足早にその場を立ち去りました。
コロナ禍の中、飲食業界は大変な痛手を受けています。屋外での飲食は、お客様を少しでも増やして、飲食店が「今を」生き残るのに大事な工夫かと感じます。欧米の国々では当たり前によく見かける光景ですが、日本でもこのコロナ禍で政府は諸規制の法律を緩和して、屋外飲食をしやすくしています。ただ、今回のようなトラブルに至らなかったケースばかりを期待はできないでしょう。いや、特にアルコールが入ってると逆の、困ったトラブルケースの可能性が高いかと思われます。
店舗のイス・テーブルの設置場所が、公共通路や他地権者の使用許可などの問題は別として、往来が少なく通路が広いスペースの場合にはいいでしょうが、このようなトラブルの想定も考えて、ガードを置いたりレイアウト再考など、周りの環境に応じた考えられうる十分な対処をしておく必要がありそうです。
楽しく飲食ができて、お店の方も利益が上がり、周りも迷惑にならず逆に、楽しそうな活気のある環境ができる。お店側とそこを利用する人、そしてしない人も、お互いにとって三方良しの場所になるといいですね。
行動制限も解除され、海外からの旅行客の入国制限もかなり緩和されてきています。中国からの変異株の流入も心配されていますが、何とかこのペースで、3年も続いたコロナ禍から1日でも早く抜け出したいものです。
どうぞ皆様にとって今年が良い一年になりますよう!
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