変わり続けるということ
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最終更新日:2018/09/07
紹介
「お~。このマグロ丼、うまいね。魚が新鮮だね!」
先日、九州出身の友人と昼食を海鮮料理の店で食べたときのこと。「九州は、色々な種類の魚は東京よりほぼ新鮮だけど、以外とマグロはこちらがおいしいね。」と舌鼓をうちながらコメント。
確かに、青森の大間など有名なマグロの漁獲産地のマグロは、やはり市場の大きい東京の築地へ持ってこられれるのが多いようです。毎年、マグロの初セリが築地市場で行われますが、テレビでよくニュースになっています。
マグロは、大型の回遊魚ですが、止まると死んでしまうので、一生泳ぎ続けないと窒息して死んでしまうようです。カツオやサンマ、イワシなども同じことが言えるようです。一生休憩もできず運動を続けなければいけないなんて、マグロはなんて過酷で不幸な一生なのだろうと思う人もいらっしゃるのではないかと思います。
幸い人間の場合には、動かずに怠けて寝転がっても、うたた寝をしても死ぬことはありません。もちろん、学校や仕事を休んでも物理的には死ぬこと自体あり得ません。
しかし、生き生きと活動的に自分に自信をもって行動したり、目標をもって頑張っている人は、目の輝きや表情からして違ってきますし、全身から生きてる感が漂ってきています。逆に、自堕落な生活を送っていると、それが身体全体からにじみ出てくるのか、親身な年長の先輩などに「お前は、魚の腐ったような目をしてるぞ。」とか注意されたりすることもあるでしょう。
勿論、人の生き方や価値観は人それぞれ。そんなにガツガツ生きるのなんて俺は嫌だ、俺は気楽に生きたいんだ。そういう方もいらっしゃって当たり前でしょう。
ただ、人は生きものである限り変えようがない「時間」という「不変の尺度」の世界で一生を生きています。(宇宙・異次元の時間などは別の話です)
自分は変わりたくなくて、部屋に閉じこもって生きても、容赦なく時間は進み人間は老化していきます。つまり、生きいき生きるとか、ゆっくり生きるとか、怠けて生きるかの好き嫌いの選択はあったとしても、ペースの差こそあれ、それぞれの人があまり意識することなく選択を行っているわけです。
そういう広い意味で考えると、魚も人も同じことが言えるような気もします。
潮の流れに流されるまま生きるか、自分自身の意志で泳ぐか、その中間をバランスよくいくのか。じっとしていても、バタバタしていても、大事なのは自分らしくがいいような気がします。
プロ野球のホームラン王で名監督、王貞治さんの名言があります。
「人は変わるもの、どうせ変わるなら良い方へ変わろう。」
家具の世界でも、有名な誰でも知っているような名品があります。バルセロナチェア、セブンチェアー、ダイヤモンドチェアー・・・・多々あります。
そして今は、この作品の時代には無かった新しい材料や接着剤や工法が出てきています。それによって以前には製作的に不可能だったデザインや素材の組み合わせの家具ができるようになってきています。生活のスタイル自体も以前とは変わってきて、それに適した家具も出てきています。
家具もこれからの文化や必要に応じて、きっと変わり続けていくでしょう。
キコリも変わり続けていきたいものです。
自分のペースで、少しでも「楽しく良いほう」へ。
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