デザイナーズ家具
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最終更新日:2024/03/13
紹介
最近は、有名デザイナーの家具やチェアのデザイン意匠権が切れ、オリジナルの家具に似た「リプロダクト」や「ジェネリック」の安い商品があふれています。
日本では意匠権は20年、出願の日から25年とされています。北欧やイタリアなどの「正規品」のデザイナーズ家具は、技術力の優れた特定の工場で生産され、その販売権を持った販売店で売られています。しかしその価格の高さから、よく似たデザインの安価な家具があちこちで販売され人気もあるようですが、そのクオリティは全く違います。正規品は、材料や構造・細かい細部の処理の仕方、フォルムやデザイン、強度などを犠牲にしない本物のこだわりの配慮があり、何世代にも渡って使われる良さがあります。
ブランドもののデザイナーズチェアは店舗用イスとして使用するには予算が合いにくいのですが、先月、その張り替えをする案件がありました。
そのイスも、お客様が長年ご使用されていて、張地のくすみ・角の小さな破れはありましたが、本体の構造事態は全くびくともしないしっかりとした状態でした。しかし、外観は問題なかったのにウレタンなどの内部材は長年の経年劣化で、ボロボロの状態でかなりの材料交換が必要でした。張地を剥がしてみないと、中身は分かりにくいものです。
また金物や木部の構造が、一般的な止め方や通常の構造ではないものもあります。正規品の製造工場では、時に特殊な独自の機械を使って製造しているアイテムもあります。当然ですが、日本の工場では持っていない機械ですので、物によっては張替えや分解自体が困難なものもあります。「いやぁ~、この接合部が取れない造りだから張地を張るのがかなり大変だったよ。」今回の張りの職人がぼやいていました。
でも、とても綺麗に仕上がりました。
「これでまた、当分は気持ちよく使えるな~」お客様も大変満足されていました。
このようなデザイナーズチェアは、次の世代まで引き継がれる希少な家具ですね。
家具に限らず、受け継がれていく良きものもあれば、今までなかった新しい良いものも生まれています。
前回のブログで年末の忘年会の帰りにヘマをやった話をしました。その後、整形外科へ通院治療をしていた、ある日のことです。
転んだからなのか、どういう訳か背中に痛みがあります。この時期の寒さもあったので、ホッカイロを「やけど」しないよう服の上から背中に貼ってもらいました。しばらくすると貼った効果があったのか疼痛がほぼなくなりました。
うん、家具じゃないけど、ホッカイロって凄く良い物を日本人は作ったな~!ホッカイロは外国人の方にも大好評です。ウクライナで頑張っている方たちにもホッカイロが多くあれば有難いんだろうなとか考えてしまいました。
バタバタと業務に追われていてハッとしました。「あっ、もうこんな時間だ!」16時30分は病院に治療の時間だったのでした。上着を着て、あわてて出かけました。
約15分ほどかかる道を急ぎ足で歩いて、ビルの2階に駆け上がり、整形外科の受付に着いたときは予約時間を15分オーバーしていました。
息を切らせた様子に、周りの失笑を誘いながらもなんとか受付けていただき、すぐに診察となりました。
どっと噴き出した汗をハンカチで拭きながら待合室で上着を脱いで、ほぼ待つ間もなく診察室に呼ばれました。
先生の診察を終わり、お礼を言って待合室へ戻るドアを開けました。何だか後ろで小さな笑いが起きましたが、気にせずドアを閉めました。
何とか診察に間に合ったのと、症状も良くなっている事にホッとして待合ソファに座るとほぼ同時に、先ほど診察室にいた看護師さんが、急いで追ってきました。
「背中っ!」っと小声で看護師さん。「えっ?!」と看護師さんへ向いた私の後ろで、待合室に座っていた多くの患者さん達からも一斉に笑いが起きました。私の後ろに座っていた女性の患者さんが、「背中、ホッカイロ付いてますよ。」
うぁ~あ~、なんと恥ずかしいことか!
今日2回目のハジを、また病院のほぼ皆さんに披露してしまった~。
オレってウッカリの「サザエさん」・・、じゃなく「サザオ」さんかよぉ~。
良い物にも落とし穴があるものですね!
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