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家具Q&A②(業務用家具について疑問とご返答)

QAロゴ ■業務用家具QandA:①サイトに付いて >②ご相談事例 >③組立て方法

2-②業務用家具についてのQandA


        
Q1.ベンチシートは1本を長く製作するほうが安いと聞きましたが、良い点と悪い点を教えて下さい。
A1 :確かに長く作るほうが、Wを短く作って並べるより多少安くつきます。欠点としては、①搬入がし
   にくい(現場自体の搬入ルートスペースや車輛)、②強度的に多少弱くなり易い、③後々の張替え
   などのメンテナンスがしにくい、④レイアウト変更がしずらい、⑤張生地がシワになり易い、
   ⑥一般路線便利用の場合、長いと稀に集荷を断られることがある、などの問題もあります。
   目安としてW1500前後ぐらいまでが理想的です。
Q2.ベンチシートの座の下を収納式にすると高くなるの?

A2 :収納式は最近、便利なので多くなりました。確かに、下台とベンチ上部が一体より高くなります。
   通常は、内部の底板をポリ板などで仕上げますが、価格を安くするため底板を無しにする場合も
   あります。その場合は、衛生上や床掃除での水気の問題も考えられます。別途、内部の床に何か敷く
   とか対処方法を検討しておいたほうがいいでしょう。

Q3.カラオケBOXのソファは座り心地のいいクッションのソファはダメなの?

A3 :最近はよくTVでもカラオケBOXの個室をロング中継した番組があります。やはり個室ですので、若い
   お客様は、座るべきソファの上に立ったり、しかも飛び跳ねて歌っている姿を見かけます。
   なかなか管理もむつかしいのが実情でしょう。そう考えると座の下の内部を壊れやすいバネなどでなく、
   コンパネ下地にするのもやむを得ないでしょう。ウレタン部分を厚めにして、クッション性を良くする
   手もあります。あまりにもメンテが大変なので下台を、鉄板製の台輪にしたことも何度もあります。

Q4.寒くなるとコートなど手荷物が増えますが、お客様の手荷物置きに家具で良い方法は?
A4 :家具での手荷物置き場所として、①テーブルやカウンターの下に荷物置きを作る、②イスの下部(特に
   カウンターイス)に置台を作る。③カゴを別途用意する。①の場合は、構造上可能なものと無理なもの
   があります。②は4本足のカウンターイスであれば、横ヌキなどに台を付けたり、カゴを掛けたりする
   場合があります。その場合、防犯上の問題がありますので、後ろ部分にはガードを付けることをお奨め
   します。③カゴは布製メッシュタイプの軽い折り畳みカゴ(※1参考写真)が便利だと思います。
   お問合せください。
Q5.足載せ付のハイチェアにテーブルをセットするのですが、テーブルに足載せは必要でしょうか?
A5 :足載せを付けていない現場も見かけますが、一般的にはイスのSHが720を越える場合には、テーブル
   やカウンター自体にもステップを考えたほうが良いと思います。(床からイスに掛けるorイスから降り
   る場合には、女性などには一足では高すぎる位置だからです。)  足載せの基本位置は、イスのSH
   から約440±20前後下がった位置が目安ですが、テーブルのステップH位置は、使用するイスの
   足載せの位置やテーブルの高さによって、また、ハイテーブル用かカウンター用かによっても多少違
   ってきますので、ご相談下さい。
Q6.個室タイプの居酒屋で座蒲団を予定しています。汚れが気になります。
A6 :布製の座蒲団は、雰囲気がありますが、汚れは気になりますね。替えカバーをあらかじめ準備して
   おくといいでしょう。どうしても汚れが気になる場合には、思い切ってビニールレザータイプにする手
   もあります。その場合、エアが抜けるようにサイドをファスナーや裏半分を布タイプにしたり、エア
   抜けを考慮しましょう。
Q7.掘り込みタイプの小上がり席でテーブル(座卓)の注意点は?
A7 :掘込みの小上がり席は一般的になりました。座卓は脚が掘込みへ落ちないようサイズに気を付けて
   製作しましょう。腿の内側が痛くなりにくいように掘り込みの枠材の現場施工を注意しましょう。
   また、通常の1本脚のテーブルを、掘り込みの深さに応じてテーブル高を合わせて使用しするのもいい
   と思います。レイアウトの柔軟性、掘り込み枠とのからみの軽減、テーブルコーナー部の使い勝手など
   便利です。鉄板ベース脚の場合は、お客様が冬場の鉄板の冷たさを足裏に感じて、いやがる方もいらっ
   しゃいます。タイルカーペットをベースの上に貼ると、よりいいと思います。
Q8 .テーブルの突板の天板で、木目の色の差が白かったり茶かったり違って気になるのですが・・・。
A8 :天然の木材は、自然の中で育っているため、その年の気候や日光の当たり方によって年輪の幅が全く
   違ってきます。そのため、木材の色は、赤味や白味、黒茶味がかっていたりして一様ではありません。
   家具の左右や上下、中央などの感じが違って問題になることがあります。勿論、限度もありますが、
   その色や風合いの違いが天然であり本物の自然のものです。海外生産の家具の場合には問題になる場合
   がありますが、国内の突板の場合、ある程度のグレードで選別されています。こだわりの現場の
   場合は、時間と費用を覚悟して、材料屋さん(木材市場など)に、自ら確認したほうがいいでしょう。
Q9.既存の角天板を利用してテーブルにしたいが、脚のみの購入で脚のサイズが合うか心配・・・。

A9 :天板と脚のバランス(転倒などの強度面)ですが、ひとつの目安として、天板サイズ×65%以上の
   サイズのベースor開きの脚にしましょう。ただし、天板の素材によっては(大理石や無垢材などの
   比重の大きいものなど)また、ハイテーブルなどの場合にはさらに大きくする必要があります。また、
   ベースサイズはOKでも支柱が細すぎると、転倒はしなくても連結部分がグラつき、テーブルの上の
   飲み物などがこぼれやすくなる場合がありますので、ご心配でしたら、ご相談いただいたほうがいいと
   思います。

Q10.金物脚を床固定するイスを使用予定です。通常のアンカーボルトで大丈夫でしょうか?
A10 :脚を床固定にする場合、大理石や大判の焼き物のタイルの床材の場合は、下地を砂にする場合が
   多い為、アンカーはケミカルアンカーなどの固定方法がよいです。パーツや機材が特殊なので通常の
   アンカーより割高になりますが、安全には代えられません。通常のコンクリート床の場合ですと、一般
   のアンカーボルトでOKです。

                         ※A4参考1:折り畳みメッシュカゴ  table3


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